【難燃作業服】溶接、鋳造など火を使う現場にオススメ! 燃えにくい作業着特集
難燃作業服とは?
増えている理由としてはさまざまなものがありますが、一番大きな原因として、近年(2015~2022年)の日本において工場火災が微増しているという背景があります。
工場火災が増えた理由はのちほど解説しますが
火災から自分自身の命、社員様の命を守るには、
「できる限り燃えにくいユニフォームを用意すること」が非常に重要です。
燃えにくいユニフォーム、通称「難燃作業着」は、
その名の通り燃えにくい素材で作られている作業服。
通常の作業服にくらべ火災による事故、怪我などのトラブルを防ぎやすくなっています。
「不燃(燃えない)」とは異なるためあくまでも「燃えにくいユニフォーム」ということになりますが、難燃性の高いユニフォームは今後ますます需要が高まっていくことが予想されるのです。
今回はそんな難燃作業着の特長、魅力、「難燃」の定義、流行るようになった背景をご紹介します。
国内の工場火災が増えている理由
過去20年ほどのスパンで見ますと、火災安全対策が進んだこともあってか減少傾向になってはいるのですが、しかし近年において工場火災は増加傾向を辿ってしまっており、その要因として下記のことが指摘されているのです。
- 景気の低迷により設備投資や安全対策が十分にできなかった
- 急速に機械化、自動化が進んだことにより生じている熟練工と若手との間の知識差
- 使用期限切れの消化器
- 防災訓練を年に一回もおこなっていない零細工場
たとえば昨今では、ChatGPT、自動搬送ロボット、量産型の人型ロボットなど、AIがなにかと話題を呼んでいますが、工場でも生産工程の自動化はますます進んでいます。
人間への負荷を軽減でき、生産性も向上する。
こう書くと、一見メリットしかないように思えます。
しかし、機械に任せきりの工程が増えることで「工場の細部を知り尽くした熟練工」は今後ますます育たなくなっていくかもしれません。火災トラブルが起きても迅速に対応できない、戸惑うことしかできない、という作業員が今後ますます増えてゆく可能性があるのです。
さらに工場火災は、工場で働く人以外の人にもたびたび大きな被害を与えています。
2020年7月5日に発生した某地某社の工場火災では、現場検証にあたった消防隊員3人と警察官1人が殉職。
火災事故とは縁遠いように思える企業を経営されている方も、もしもに備え一着でも職場環境に難燃ユニフォームを置いておくと、救える命があるかもしれません。
参考:日本経済新聞『工場火災、なぜ全国で多発? コスト競争で安全後手に』(2021年4月22日付)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC225HY0S1A420C2000000/?unlock=1
「難燃」、「耐熱」、「防災」、「不燃」の違いとは?
弊社がご紹介している難燃作業服は、燃えにくく、接炎しても燃え上がらずに炭化するという優れモノです。
しかし、気をつけなければならないのは「燃えない(不燃)」ではなくあくまでも「燃えにくい」であるということ。
実際に大きな火災が起きた場合は、難燃作業着を着ていても、燃えてしまうことを想定し、適切に防火処理や避難をおこなわなければなりません。
そして、「難燃」や「不燃」などの定義は、具体的には下記のようになっていますので、これから防火アイテムを工場や施設、職場に備えようとご検討中の方は参考になさってみてください。
【日本化学繊維協会の知見を参考にした定義】
難燃・・・あらかじめ燃えにくい(原料の段階から燃えにくい性質をもっている)
防災・・・あとから燃えにくくしている(燃えやすい素材を燃えにくく加工している)
【その他】
耐熱・・・耐えながら燃える(燃焼時において物性が比較的安定している)
不燃・・・燃えない(燃焼しない、燃焼しづらい)
【建築基準法に基づいた防火材料の定義】
不燃材料・・・加熱開始後20分以上要件を満たす <例>れんが、コンクリート
準不燃材料・・・加熱開始後10分以上要件を満たす <例>石膏ボード(厚さ9mm以上)木毛セメント板(厚さ15mm以上)
難燃材料・・・加熱開始後5分以上要件を満たす <例>石膏ボード(厚さ7㎜以上)
※防火材料の定義は、建築基準法施行令第108条2の要件を満たす時間に応じた3分類になっています。
※素材や製造工程、使用環境によって差が生じます。
参考:日本化学繊維協会HP
難燃・防炎 https://www.jcfa.gr.jp/about_kasen/katsuyaku/19.html
難燃ブランドHONOはここがスゴイ!
昨今ではソロキャンプブームの影響で、難燃性素材の衣類を取り扱うアパレルブランドが増えています。
難燃性素材の衣類は焚き火ウェア(焚き火服)とも呼ばれ、コットン、ウール、アラミドなどの燃えにくい素材が混紡されてはいるものの、どちらかといえばお洒落寄り。工場作業には向きません。
- 火を扱う工場で働く
- お洒落な難燃作業服で作業したい
そんな方に弊社が最もオススメしたいのが、村上被服の新しい難燃(防炎)素材を利用した作業着ブランド・HONOなんです。
火に強い! 難燃ブランドHONO(ホノー)の7つの魅力
- 接炎しても燃え上がることなく炭化(たんか)
- やわらかく肌触りの良い素材
- 洗濯をくりかえしても難燃性機能はそのまま
- 制電性を備え肌にまとわりつかない着心地
- 素材だけでなく機能的にも防炎性が高い
- お洒落でかっこいいデザイン性&カラー展開
- 各種性能基準をクリア
HONOが自社開発した難燃(防炎)素材は綿100%。
日本防炎協会が定める耐炎・耐熱・引張基準をクリアした難燃加工綿なので、溶接~静電気など、火花の生じやすい現場にオススメです。
熱及び火炎に対する3つのJIS規格を取得(HONO)
溶接作業服…溶接及び関連作業用防護服
耐熱耐炎服…熱及び火炎に対する防護服
難燃作業服…防護服・火炎に対する防護服
おすすめの業種~ソロキャンプ、BBQ、アウトドアな趣味でも大活躍!~
火を扱う現場では、難燃性、耐熱性に優れたユニフォームが欠かせません。
難燃性ユニフォームは下記のような現場に向いています。
【工場】
溶接、製鉄、鋳造、鉄鋼、鍛接、鍛冶、石油、化学薬品、機械工業、ガス。
【その他】
ガソリンスタンド、消防隊、救急隊、飛行隊、警備、発破技士。
具体的にどんな商品があるの?
難燃作業着の詳しい詳細は、スタッフがお電話~メールでご紹介しております。
お気軽にお問い合わせくださいませ。
HONOの防炎防護服、絶賛お取り扱い中!
【HONO】素材が燃焼を継続するのに必要な酸素濃度
作業着、作業服に限らず、素材が燃焼を継続するためには酸素濃度が重要となります。
酸素濃度を確認するための目安がLOI値(限界酸素指数)です。
LOI値(限界酸素指数)が高いほど難燃性も高く、HONOシリーズの作業着はLOI値(限界酸素指数)が高く、難燃性に優れた作業着として定評があります。
Asahichoの難燃防護服も好評お取り扱い中!
【Asahicho】素材が燃焼を継続するのに必要な酸素濃度
作業着、作業服に限らず、素材が燃焼を継続するためには酸素濃度が重要となります。
酸素濃度を確認するための目安がLOI値(限界酸素指数)です。
LOI値(限界酸素指数)が高いほど難燃性も高く、HONOシリーズの作業着はLOI値(限界酸素指数)が高く、難燃性に優れた作業着として定評があります。